まっさらな状態でZabbixをインストールしたらPHP5.4が入っちゃったので、PHP7の環境にZabbixをインストールする手順を紹介します(^-^)
0.環境
項目 | バージョン |
---|---|
CentOS | 7.4.1708 |
Apache | 2.4.6 |
MySQL | 5.7.19 |
PHP | 7.1.10 |
Zabbix | 3.4 |
1.PHPモジュールインストール(不足していれば)
Zabbixには以下のモジュールが必要ですので、もし既存のphp環境に不足があればインストールします。
yum install --enablerepo=remi-php71 php php-mysqlnd php-ldap php-gd php-xml php-bcmath php-mbstring php-pecl-mysql
2.Zabbixインストール
Zabbixをインストールします。※バージョンはそのときの最新等お好きなものに変えてください。
rpm -Uvh http://repo.zabbix.com/zabbix/3.4/rhel/7/x86_64/zabbix-release-3.4-2.el7.noarch.rpm yum install --enablerepo=remi-php71 zabbix-server zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese
3.MySQLにZabbix用のデータベース・ユーザ作成
MySQLにZabbix用のデータベースとユーザを作成します。※ここでは「データベース:zabbix ユーザ:zab」で作成しました。
create database zabbix; grant all privileges on zabbix.* to zab@localhost identified by '[zabのパスワード]';
Zabbixのデータベースを構築します。
zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-3.4.2/create.sql.gz | mysql -uroot -p zabbix
4.Zabbix設定ファイル修正
/etc/zabbix/zabbix_server.conf
に以下定義を記述します。※コメントアウトになっている箇所はコメントを外します。
DBHost=localhost DBName=zabbix DBUser=zab DBPassword=zabのパスワード
5.Zabbix起動
サービスを自動起動とし、起動します。※Zabbix → Apache の順です。
systemctl enable zabbix-server systemctl start zabbix-server systemctl (re)start httpd
Zabbixページにアクセスします。⇒ http://そなたのIPアドレス/zabbix
「Next step」するとこんなエラーが。
PHPの設定値がZabbix基準に合ってないみたいです。
php.iniの該当箇所を「Required」の値に修正します。※ここでは、「post_max_size」「max_execution_time」「max_input_time」を修正。
もしPHP versionでFailが出たら、「/usr/share/zabbix/include/classes/setup/CFrontendSetup.php」のバージョン判定部分を修正してください。
if (version_compare(PHP_VERSION, '5.6', '>=') && version_compare(PHP_VERSION, '7.0', '<')) {
↑5.6以上7.0未満って判定っぽいんですけど、このままでも今回はエラーになりませんでした。
Apacheを再起動すると、
ALL OK!になりました!
「Next step」ですすめます。
↑MySQLに作成したデータベース・ユーザ情報を入力して「Next step」。
↑ここはこのまま「Next step」。
↑情報が表示されるので「Next Step」。
↑Congratulations! 「Finish」するとログインページが表示されます。
初期は「Admin」「zabbix」です!